2005年12月08日
弁慶の立ち往生 義経 最終回だね。
『武蔵は敵を打払ひて、長刀を逆様に杖に突きて、仁王立に立ちにけり。ひとへに力士のごとくなり。一口笑ひて立ちたれば、「あれ見給へあの法師、我らを討たんとて此方を守ら へ、痴笑ひしてあるは只事ならず。近く寄りて討たるな」とて近づく者もなし。然る者申 しけるは、「剛の者は立ちながら死する事あると云ふぞ。殿原あたりて見給へ」と申しけ れば、「われあたらん」とて言ふ者もなし。
或武者馬にて邊を馳せければ、疾くより死したる者なれば、馬にあたりて倒れけり。』 (「義経記」より)と、最後には弁慶も全身に数十本の矢を受け、ついには薙刀を杖に立ち往生したのでした。
***今、弁慶のことを追っています。
書写山円教寺に弁慶が使った碁盤と碁石やほかにもたくさんの品々があるといいますが、どんなものがあるか情報をください。